日本の二大運河のひとつ、利根運河はどうなっているか

 記念すべきトップを利根運河にしたので、その話題でブログをスタートさせることにする。
 利根運河とは、江戸川と利根川のショートカットを目的に建設されたもので、完成は1890年(明治23年)。当時日本で技術指導にあたっていたオランダ人デレーケがかかわったことでも知られている。c0068946_14192320.jpg

 これは河辺にあった年表を写してきたものだが、千葉の郷土史などを数多く発行している崙書房からも、利根運河について書かれた書物が数点出版されている。建設の詳しい経過についてはこれらをご一読することをおすすめするが、明治においては大工事であったに違いなく、記念碑も建てられている。
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 ところが、今の利根運河は”運河”の機能はおろか、水路の面影のひとつも残っていない。水位がかなり低くなってしまったため、歩いても渡れそうな流れがわずかに見られるだけだ。
 東武鉄道野田線には「運河」という駅があり、利根運河はここから数分の場所にあるのだが、実は野田線(当時の県営鉄道)の開通によって利根運河の輸送は大幅に減少したという経緯がある。運河と名前を残しているのが鉄道の運河駅だけとは、なんとも皮肉な話ではある。
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by waterways | 2005-03-03 14:46 | 運河と川
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