多摩川の河川敷にレストランができたというので行ってみた。
これまではどちらかというと町中の川に面した店だけを紹介してきたが、 ここは視界がグンと開けている川沿いのエリア。 同列に論じるのは無理があるが、ま、いい。 PEACE TOKYO。 場所は二子玉川駅から徒歩10分くらい、 中州に浮かぶ「兵庫島」の中にある。 4月から11月までに期間限定営業ということだ。 先日まで、台風の影響で臨時休業していたと、 お店のサイトに出ていたが、 すでに再開していた。 この日は休日、 しかもお天気が最高。 席に着くまでに30分以上待たされた。 ま、結構なことである。 1時半を回っているというのに テラス席もこんな具合。 それでも集客は 天候に左右されるだろうし、 ボロ儲け、 というわけではないんだろう。 店内では若いスタッフがかなり忙しそうに動いている。 が、なにせ混雑がすごく、 オーダーをこなすので必死という印象。 注文したのは、これ。 アンチョビとトマトソースのピザ。 ゴルゴンゾーラのリゾット。 ホワイトクリームのペンネ。 いずれも味はいいのだが、 値段が1800円前後と高い。 正統派イタリア料理店と同じレベルか。 これにビール1杯とジュース2杯をつけたら、 なんとお会計は7000円を突破! 川沿いという付加価値は認めるにしても、 かなり高くないだろうか。 もっとも、それは納得の上で入ったのだから文句を言う筋合いではない。 がっかりしたのはトイレだ。 トイレは店内ではなく、 歩いて30秒ほどの距離にある「公衆トイレ」。 この値段を取る店で、トイレが公衆トイレとは! 入ってみると、 便器の下に使用済みの生理用品が落とされている! 落として行くほうも行くほうだが、 汚物入れくらいつけられないのか。 公衆トイレだから清掃の手間を考えてのことなんだろうが ポッシュな雰囲気の中からこのトイレに入るだけでゲンナリ。 レストランの価値は、料理だけではないはずだ。 経営者はトイレをつけるお金がなかったわけではなく、 構造上、ここでは公衆トイレを利用しか選択肢がなかったのだろう。 換言すれば、 行政は河川のアメニティ利用促進などとホザくのみで、 こういった民間の事業者に対してインフラを提供しようという考えなぞ、 微塵もないのである。 ああ、これが日本の限界か。
by waterways
| 2007-10-23 18:01
| お店(そのほかの川)
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